2012-02-12

西行の歌

私の祖父と叔母は書道の先生でした。一年前叔母が他界した際に、家の玄関に飾ってあった祖父の作品を持って帰って・・・。行書でスラスラ~とかかれた作品。・・・叔母に何と書いてあるのか聞けばよかった・・・読めない・・・(涙)。”西行”とだけ読めたので、彼の句なんだとは分かったけど、その先に進まなかった。

クリスマス前にこの家に引っ越してきて、玄関にこの作品を飾ってみた。眺めるたびに解読しようと試みたが断念・・・。そして今日、どうしても知りたくて額を外して後ろを開けてみたら・・・なんと楷書でその歌が書いてあった!あ~発見!

「願わくは 花の下にて春死なん その如月の望月のころ」 西行の歌

ネットで調べてみると色々出てきます。春に咲く花=桜の下で死にたいと言ってるのか、でも如月は2月だから梅の花だろう・・・とか。俳句では旧暦を使うから正しいんだ・・・とか。2月に咲く桜=ヤマザクラのことだとか・・・!イヤイヤ、実は「春に咲く花」は西行の恋しい人のことを言ってるんだとか!色んな人の意見があって面白い!

「如月の望月」とは2月の満月=お釈迦様の命日の2月15日だそうです。そして実際に西行が亡くなったのは2月16日、一日遅れだったとか。へ~・・・フムフム・・・。学生の頃は古典なんて全く興味が無かったけど、今勉強すると面白いかもね。

祖父の残した作品、理解できてよかった!





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