2012-09-05

幸せにね バスター

今日は私の友、バスターの再出発の日。バスターとは、私がボランティア活動しているSPCAで保護された犬。8才のピットブルテリアーです。飼い主に見放されてSPCAにやってきてから半年になろうとしていました。見放された理由は①他の犬に対して威嚇して危険 ②トレーニングしても従わずこれ以上飼えないと・・・。8年間も飼って、今になってそんな理由で手放すのか(怒)!

私たちボランティアとSPCAのスタッフは首をかしげました。だって、バスターは他の犬に興味も示さないし、なんといってもマナーが良い。歩く時は引っ張る事なんて絶対しなくて、必ず隣を歩くんです。私は、このマナーの良いシニアー犬に惚れてしまった♥

バスターは私たちにはスター犬でも、一般には人気のない犬でした。ピットブルで8才だから・・・。日本ではピットブルはあまり聞かないかもしれないけれど(詳細はココをクリック)、所謂日本の土佐犬のような闘犬な犬種です。だから獰猛とか危険だとかいわれて、カナダオンタリオ州(トロントやオタワのある)ではこの種類の飼育・繁殖などは禁止という法律ができてしまいました。

残念ながら、ピットブルに子供が噛まれたとかいうニュースはよく聞きます。そう、どんな小さなニュースでもすぐにとりあげられ、「あの種類は危険な犬」と大きく報道されます。でも、それは絶対に飼い主の責任。しつけがなってないからです。SPCAでもピットブルが何匹も保護されますが、どれも良い犬なんですよ。ただ元気が良くてパワーがあります。だから犬に慣れてない人や小さな子供は驚くかもしれない。でも私はピットブルが怖いと思ったことは一度もありません。

とにかく、そんな悪評のあるピットブルのバスターはシニア犬でもあり、誰も興味を示さなかった。でもあまりにもお利口な犬なので、毎週金曜の「障害のある人との交流会」ではバスターは大人気でした。そんな記事を新聞に2度も出したけど、それでも誰も興味を示さず半年が・・・。

でも昨夜、一緒にボランティアをしてる友達からバスターに新しいオーナーが見つかったとニュースを聞き、今朝バスターの出発前に最後の散歩に行きました。新しい飼い主も同じくシニアのおじいさんとか。長年飼っていた犬が亡くなり、新しいバディを探していたんだと。広い庭のある家で、シニア同士、これからのんびりやってね。

バスター、君の出発はとても寂しいけれど、でも本当にいい家が見つかってよかった。幸せにね♪



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